革新の讃岐漆芸
ISBN:9784863871557、本体価格:2,800円
日本図書コード分類:C3072(専門/単行本/芸術生活/写真工芸)
200頁、寸法:156×218×15mm、重量408g
発刊:2021/10
【序文】
本書は、江戸時代後期に創始された讃岐漆芸が、明治時代後期以降の近代日本工芸における価値観の転換を契機とし、いかに従来の技術、意匠及び養成訓練から脱却し、今日に至る新たな讃岐漆芸として成立するに至ったのか、その過程及び要因について考察する。
【目次】
序文
第一章 讃岐漆芸に関する日本漆芸史研究の現状
第二章 公的教育機関の設立と工芸教育の展開
第一節 玉楮象谷亡き後の讃岐漆芸
第二節 納富介次郎による工芸教育の推進と日本工芸の近代化
第三節 香川県における工芸教育の展開
第三章 讃岐漆芸における作家性の芽生えと素材・技術の革新
第一節 磯井如真
第二節 うるみ会の作家たち
第四章 讃岐漆芸における作家意識の還元と連帯意識の共有
第一節 香川県漆芸研究所と無形文化財としての讃岐漆芸
第二節 日本伝統工芸展から見た讃岐漆芸
第五章 讃岐漆芸における文化的土壌の発展
第一節 県主催展覧会の開催
第二節 讃岐漆芸の新たな振興と発展の方向性
結論
註
略年表
参考文献一覧
図版・表一覧
図版・表出典
あとがき
【著者紹介】
〔著者〕
佐々木 千嘉