ぼくは学校へ行きます 自閉症のトオルと家族の物語
ISBN:9784863870444、本体価格:1,500円
日本図書コード分類:C0093(一般/単行本/文学/日本文学小説)
306頁、寸法:148×211×17mm、重量448g
発刊:2013/11

ぼくは学校へ行きます 自閉症のトオルと家族の物語

【内容紹介】
自閉症のトオルを巡る様々な出来事を通して、家族が成長していく様子を父親の目線で描いた物語。「泣いたり笑ったりしながら、一気に読んだ」という感想が続々届いている、カラッとした読後感のある小説。自閉症の子どもに対する教育のあり方に、一石を投じる1冊ともなっている。

【目次】
第一章 東山トオルの誕生(たんじょう)
塩田(えんでん)の東/コマダ/家を買う/トオルの誕生(たんじょう)/よもぎの職場復帰/コマダは帰る/「おとうさん、おかえり」

第二章 父も帰る
よもぎ内科クリニック/自閉的傾向(じへいてきけいこう)/パンツ/辞職/ハローワーク/「ふつう」の壁/療育手帳(りょういくてちょう)/「療育」/「療育」の効果/ビデオテープ

第三章 オヤジの手習(てなら)い
灯台もと暗し/大学院生になる/ゼミを選ぶ/ABAについて/白鳥(はくちょう)のくしゃみ/ゴメスが来たりて/自虐的(じぎゃくてき)オヤジギャク/新聞屋さんの集金/あえて注目せず

第四章 夏の思い出
タイムラグ/猫ふんじゃった/連帯感/君の好きなもの/課題達成?/課題未達成/サマースクール(一)/サマースクール(二)/サマースクール(三)

第五章 ホームセラピー
早期集中訓練?/一日一時間/よもぎの乱/小林さん/一日二時間/視線を合わせる

第六章 たんぽぽ保育園
れいぞうこ/ひるのせんせい/お化(ば)け屋敷(やしき)/さらば、ふりちん/知能検査/バリアフリー/当たって砕(くだ)けた?/十戒(じゅっかい)/大きな声で/卒園式

第七章 蛍(ほたる)が丘(おか)小学校 その一
入学前夜/入学式/空白(くうはく)の二〇分/子太徳聖(したいとくしょう、聖徳太子の反対)/ロッカーへの道/学級(がっきゅう)懇談会(こんだんかい)/五月病(ごがつびょう)/開かれた学校/べんきょう/ジキルとハイド

第八章 蛍が丘小学校 その二
塾(じゅく)に行く/先生の写真/「道徳」の授業参観/親子ドッジボール/特別支援教育コーディネーター/校長室で(一)/校長室で(二)

第九章 蛍が丘小学校(三)
モンスター・ペアレント?/歯医者さん/牛乳を飲んだ/なかよしフェスタ/かみつく/臨時保護者会 (りんじほごしゃかい)/涙を拭いて/くすり/吉井校長先生/スクールカウンセラー(一)/九回目の誕生日/バイキンマンで卒業式

第一〇章 さようなら、蛍が丘小学校
たかがロッカー、されどロッカー/テレビをもう一台買おうかな・・・/鱗(うろこ)/祖谷(いや)のかずら橋/「新幹線だねぇ」/ピアノ/スクールカウンセラー(二)/体験入学/「ぼくは学校へ行きます」/「大丈夫(だいじょうぶ)」

【著者紹介】
〔著者〕
東山 シゲル